気の遠くなりかたについて(山茶花オクリ讃2)/渡邉建志
 
れない。そもそも雪はやっぱりなかったのかもしれない。冒頭の冬支度すらも。
これは、怖さを超えて美しい。こんなに、ても、を繰り返すことが美しいだなんて。
僕は一生この最後の3つの「も」の美しさを忘れることはないと思う。




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街を歩いていて急に、数年ぶりに、この「も、も、も」が心の中から聞こえてきて。
急いでそこに通りかかった渋谷のカフェミヤマ(地下一階)に潜り、この駄文をアイフォンで二時間打ったのでした。

前回、讃1、と銘打っておきながら、讃2を書いていなかったことも、心残りであったので、七年越しに置いていきます。

あと題名。「アリとキリギリス」のキリギリスの最期を壮大なスケールで再創造したということにさっき気が付いて、(OQさんの天才と自分の腑抜け具合に)笑ってしまいました。

前回:
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   グループ"フレージストのための音楽"
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