ロックと無表情な猫から始まったイメージ〜ワークショップin武甲書店〜/落合朱美
ぶ
せりあげてくるままに
こみあげてくるままに
俺の歌 俺の叫び
俺の歌 俺の命
おまえの視線は冷たい
日本人形のおまえ
おまえの目 おまえの無視
あざわらうなら あざわらってくれ
気に入らないなら おこってくれ
おまえの目 おまえの無視
視が無い 目、目、
おまえの無視 おまえの無視
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(3) (2)を銀猫が翻訳
視線の定まらぬ空気の中で
おまえはひとり
笑う
語る
泣いたりもする
人形、という例えそのままに
セルロイドの顔に埋め込まれた、
ガラス質は
いつも氷の海を映している
交わる
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