ユキグニユキ/木屋 亞万
カミサマナンカイヤシナイシットブカゲナメガミハワラウ
ロマンスの神様なんかいやしない嫉妬深げな女神は笑う
ユキツモルヘイヤ、タハタノマンナカニスンダココロノムスメガイルハズ
雪積もる平野、田畑の真ん中に澄んだ心の娘がいるはず
シンシントフルシンセツニツンノメルシンイワカラヌシンリノシメリ
しんしんと降る新雪につんのめる真意わからぬ心理の湿り
オトナビルモービルヒトツカオニノセハナノアタマヲスベリオリテル
大人びるモービルひとつ顔に載せ鼻の頭を滑り降りてる
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