言葉が石英だったら/beebee
掘削までやるようになり、何本かの温泉を掘っています。
それから石が置けなくなって、父親の趣味は植木に移って行くのですが、なんでも人迷惑な趣味に家族が振り回されることになりました。その先の話はまた別の機会に譲ります。
話しが長くなりましたが、要するに私は小さい頃から石と一緒に育ったわけで、言葉が石に成るなら石英と頭から決めていた節があって、迷わず表題を書いています。
薄く白味がかった表面の奥に何か違う色を隠しているような感じ、そして手に持った冷たさと重さがぴったりだと思ったのではないでしょうか。
口から出した言葉が固まって落ちるという発想は、次の詩にその初めがあります。
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