【犬一途】/穢土
 

おぉ〜神よ 許せ
今夜 俺は彼女の下にゆく 

俺の想いとあの娘の機嫌 どちらが勝るか それを知りにゆく 
紳士的に ダ

貴女があの日のことを覚えていている限り 
貴女の唇を奪うという勝機が俺にはある 
俺は貴女に屈服しにゆくのじゃない 
狩猟民族さながら貴女を狩りにゆくのだ 
それも高度な戦術で

さあ 俺の両足が疼いている こいつはマッハ55さながら
8ビートのリズムを刻み 狩猟の宴の涎を垂らしている

俺の意志は月光のある限り 貴女だけのことを夢想し 
まるで徘徊老人の如く 貴女を拉致しにゆきます

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