みられてた/砂木
 


それだけだといっても おもしろいわけではなく
酒の肴に好き放題 脚色されたような気がする

休み時間の一瞬の出来事が 何十年後に 笑い話になっていて

楽しいだけの学校時代ではなかった
書きたくない事もいろいろある けれど

時間は流れている
終わりながら流れている

詩のことをきいただけと言って
どれくらいの人の 信用をとれるのだろう

いやいっそ 詩より男性めあての方が
健康的なような気がするんだけど

知らぬは本人ばかりの有名な話だったらしいに
あきれつつ 笑いつつ

迷惑な顔はしなかったな そういえばと
いまさらちょっと 見直したりしている

たわいもない 午後であった





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