シと ともに/わら
まれません。
だけど、胸がしめつけられて くるしいとき、
コトバは あふれてきます。
やっと、浮かびかけたコトバを見失ったとき、
まるで、カギでも無くしたかのように、
あたふたとして、とほうにくれます。
それでも、そうやって、苦痛の中から、
やっと、ひとつの詩を生み出せたとき、
こころを落ち着かせることができます。
たやすく「死」などを選びたくはないのですが、
おもいつめて、いたみの中で、
それがちらつくときがあります。
でも、そんなときでさえ、
なにかの詩にたどりつけたときには、
[次のページ]
戻る 編 削 Point(9)