シと ともに/わら
 
まれません。

だけど、胸がしめつけられて くるしいとき、

コトバは あふれてきます。


やっと、浮かびかけたコトバを見失ったとき、

まるで、カギでも無くしたかのように、

あたふたとして、とほうにくれます。

それでも、そうやって、苦痛の中から、

やっと、ひとつの詩を生み出せたとき、

こころを落ち着かせることができます。

たやすく「死」などを選びたくはないのですが、

おもいつめて、いたみの中で、

それがちらつくときがあります。

でも、そんなときでさえ、

なにかの詩にたどりつけたときには、


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