さよならと/
彰
袋小路を引き返しては
つまらぬ後悔ばかりを
噛み締める
たぶん
思い描くように
聡明でもなく
敏感でもなく
宛われたまま
哀れむほどに
愚かな存在なのだ
饒舌なほど
青さは際立ち
寡黙なほど
白さを思う
訣別の言葉を
飲み込んで
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