散文詩「パラダイス イン ミヤコ」/アハウ
 
う50歩で着く。
もののあと2・3歩で光が海の光が・・・」

 木々の
 生い茂る
 南洋のジャングル
 
 木漏れ日と
 鳥達と
 生きとし生けるものと

 今 私が踏みしめた
 石ころも

 私が見たように(そのように)
 彼らも全て
 私を見ている

 ああ 待っていた
 長い間
 待っていた

 あの
 真の野性が
 我らの体
 通し
 蘇る

 もう 日射しに溢れかえる
 あの
 輝く
 海の
 光が見える
 キラキラ輝く
 光が見える
 宝石のような海の光が
 このまなこに飛び込む
 光
 光
 そう
 私
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