ふと、サッカー中継。/たたたろろろろ
 
かもしれな「ああっ、ゴールに嫌われたあぁぁっ!!」あ、なんだ。やはり日本人じゃないか実況の人。と、黒い人のシュートしたボールはゴールポストに弾かれ気ままな方向へと飛んでゆき、それをたくさんの黒かったり中東っぽかったりする人たちが、我が我がというように追ってゆくのだ。僕は、「シュートがゴールに嫌われる」とはなんて詩的な表現なんだ、擬人法だな、などという事を考えていたのでは決してなく、ぼんやりと、僕はゴールに嫌われたくないなぁ、などと考えて冷めかけのコーヒーを飲んでいたのだった。

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