そうなれると信じていた日/虹村 凌
 
ょう

どれだけ敵を作ってもいい誰を殺してもいい
あんたさえ側にいてくれれば俺はそれで構わない
あんたの言う事が全てであんたの言葉が全てなんだ
どうすればいいか教えてくれよ
あんたに愛されたいんだ

あなたの口から出てきた言葉は信用ならないの
真っ白いノートに4Bの鉛筆で書きなぐった
そんなあなたの言葉しか信用できないの
あなたの詩ならあの人に抱かれてても暗誦出来るわ

なぁ俺の話を聞いてくれよ
あんたに見て欲しいんだ
俺の詩を読んでくれよ
あんたに愛して欲しいんだ

あなたの言葉に興味は無いの
あなたが見ているものに興味があるの
だからお願い
近寄らない
[次のページ]
戻る   Point(5)