幼少記/Taka★Hajime
 
モチャがいっぱいある大きな部屋に行かされて名前も知らないお姉さんと一緒にそこに居させられた。

俺は適当にそこで遊んで少し経つと母が部屋まで来てそれで帰る。
その行き来の繰り返しが何度か続いた。

いつからだったか、その施設に行かなくなってから直ぐに俺は幼稚園に通い始める。
勿論大概の送り迎えは車で祖母がやってくれていた。
俺は面白い子供で、幼稚園に登園する時は祖母から離れる寂しさで泣きじゃくるクセに、帰る際は保母さん達と別れるのが寂しくて泣くじゃくる
この繰り返しが毎日のように会ったらしい。
人見知りなのに人懐っこい子だったようだ。

ある日、俺は体格のいい
[次のページ]
戻る   Point(0)