移民/
水在らあらあ
こで休んでいたいのに
ずっとずっと休んでいたいのに
あたたかい
あたたかい
おまえの
底で
おまえのあたたかさが
とおのいてゆくよ
おまえのやさしさだって
いたいばっかりだ
ああ
酔っ払ったよ
もう鼻水も涙も
とまりゃしない
ああ
月だって
隠れちゃった
真夜中に
朝日がさしたら
俺が狂うときだ
だから
おまえはきれいなままで
そのさびた金色の髪に
太陽のにおいしかしない
金色の髪に
ほら
月も
闇を
おまえと俺の闇を
妬いている
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