ハローグッバイ/青山スイ
 
くれた

そんな夢だった

目を開けると そこには日常があって
少なからず何かが消費されていた
そしてそれは 
なんとなく分かっていたコトだった

近所の犬が吠えている
虫達が何処かで鳴いている
電車の走る音がする
窓の外を見る
車が家の前を素通りする
煙突が見える 煙は見えない
空が繋がっている
繋がっている

入口と出口

夢の中で出会った少女が微笑む
もはや 目を閉じるまでもない
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