最終レレレのレッ!(付、遠州方言)/佐々宝砂
使う。「〜だら」は、「あんた明日の飲み会行くだら?」てな感じで確認するときに使うことも多い。「〜ずら」は「〜だら」とほぼ同意義、若い人は使わない。
○形容詞(若い人はあまり使わない)
・「らんごかない」
「らんごく」ともいう。たぶん「乱れの極み」であろう。私の部屋のように散らかり放題ごちゃぐちゃどちゃずちゃの状態を言う。
例→「らんごかない部屋だで恥ずかしいやあ」
・「みるい」
未熟なこと。こどもにも、植物にも、動物にも使う。お茶の若芽のことをお茶市場の世界では全国的に「みる芽」というが、もともとは静岡の方言。市場を制するものが言葉を制する代表的な例。
・「ひづるしい」
「ひづらしい」とも。眩しいこと。たぶん日がつらいのだろう。
・「ごせっぽい」
すっきりすること。
例→「あー痰が切れてごせっぽい」
○そのほか
「おすんばあ」照れ屋。
「ささほうさ」散らかっていること。
「ふんだらごっこ」ささほうさよりささほうさなこと。
「はだって」故意に。わざと。
「ばんばへび」カナヘビ。
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