地下鉄/佐藤伊織
 
地下道を歩く

僕の器官と
地下街の構造の 共鳴


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どこかに休むところ はないか と

さっきから歩いているの だけど





地下鉄の標識とJRの入り口が


あっちこっちと
僕を誘うの だが


a
aaa

ああああ

そうか




どこかから流れるラジカセの
音楽は 路地でCDを 売っている の

癒される度に 足音は早く
早く


早く


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