エッセイみたいな詩?…言葉について/freakscene
 
空の美しさが針の山の彼方へ追いやられ
真夜中に生かされる少年少女はただ運命線に潜む幸運を願うばかりで…

誰も色を失いかけた花に隠された灯火を知ろうとはしないのか
あるいは真夜中に嗤う造花の臭いに憑かれたのか?

新たなる世界を作り上げる時が迫る
人よ 拡声器を捨てろ 仮面を捨てろ
己の感覚視野を広げたいなら
己の言葉に鍍金を施せ
そして何度も重ね塗れ
たとえ偽りの色であろうとも
そこに光が灯ると信じるならば…

変革を夢想しながらも既に日々の言葉に溺れてばかり
このような僕という存在は如何なるものだろうか?

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