後悔/
ウデラコウ
出会ったのは必然だった。
遠回りをして 遠回りをして 遠回りをして。
行き着いた その場所に見たのは
見慣れた絶望。
知っていた。
僕は 君のように 愛した人から 愛されたことなど 一度もないから。
君が僕を好きでないことなど。
確認せずともわかっていた。
それでも 運命だと
あらぬことを思い込んだのは
君があまりにも美しく僕の理想だったから。
君がおかしいくらいに 僕を認めてくれたから。
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