「大丈夫だよ。」を君に、/時雨
背負った重そうな荷物はどこまで運ぶんですか、
その電柱までですか、それともあの角までですか。
まるで、計画性のない夏休み前の小学生のようだ。
ランドセルの両脇に荷物付けて、両手にも一つずつ抱えてる。
全てを背負う君だから、周りに人が集まるよ。
単純に甘える人、悪いと思いながら甘える人、都合のいい人だと甘える人、
なんにしろみんな甘えてる。
君はアホだけどバカじゃない。
甘えられてるってわかってて断れないから尚更たちが悪い。
例えばその右手に持った荷物を持ってあげようとしても、
意地でも渡そうとしないから。
甘えられるのは得意なくせに甘えるのは苦手で、
君は良い人
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