聖フランチェスコについて/ジム・プリマス
 
だらけの汚れたフランチェスコの両方の素足に口づけをしました。
 その後、法王はフランチェスコを正式な司祭として認め、フランチェスコと町の人々が建てた教会を異端とする異端審問を覆し、そして、それは今日のフランチェスコ会として受け継がれているそうです。
 
 聖フランチェスコに関する逸話はいくつか残っていますが、一つだけ付け加えておきましょう。晩年のことですが町の周りに狼たちが集まり、町の人たちが飼っている家畜を襲うので、困った町の人たちは正式な司祭となったフランチェスコに相談しにゆきました。するとフランチェスコは狼たちと話をしてみると言い残して、狼たちのいる町外れの荒れ野に向かいました。すると
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