気の利いた題名でもつけてやればちょっとはこの詩も浮かばれたかもしれない/土田
見せてなんぼ
見られてなんぼ
だと先生は言う
このうんこ野郎が
とりあえずお前は洟垂れの青二才だからっていう
見下した目でおれの詩を見やがって
っていうおれ的解釈は邪推かな
だっていつもAだと疑っちゃうのは仕方がないぜ
いや自慢とかそういうのじゃなくて
ぶっちゃけおれはお前にA判定のAの文字を書かせるためだけに
こんな詩を書いてんだ
あんたの詩人っていう肩書きだけを認めて
あんたに教わったように
書きたくもない詩を書いてんだ
でもそれが楽しくてありゃしねえ
書くのが楽しくてありゃしねえ
そしてそんな楽しいのがこわくてあらやしねえ
だからあんたが憎たらしくて
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