知性の純情/436
 
わかったふりが得意です
わけしり顔が張りついています
知性の厚化粧がとれません

わかっているのです
わかっているのにできないのです
それがわかっていないのと同義なのも知っています

誰でもできるようなことです
素直さなんて唾棄してしまったのです
気持ちもちゃんと伝えられません

この姿をみられたくないのです
きっとあなたは恐れた表情を見せるのです
あたなだけはわかってくれるとは思えません

わたしに触れてほしいのです
叶わぬならせめて見つめていたいのです
いつでもあなたのことを考えています

知性の厚化粧を剥ぎとって
あなたと向き合いたい



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