きゃらめる 4/アンテ
 
                       きゃらめる 4
  うみ
  1
ふるどうぐやで
ぐうぜんみかけた
すなはま
ちょうどもてあましていた
とっておきのゆうぐれと
こうかんしたまでは
よかったけれど
こんなに
さびしがりや
だったなんて
きままに
かいがらをひろいながら
きがつくと
おしつけるあいてをさがしている
  2
どろどろ
したものが
ながれこんできて
どろどろ
わたしじゃ
なくなっていく
おおきいから
すこしくらいへいき
って
だれかがきめたそうだ
どろどろ
  3
かあさま
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