虹の先まで/e R i
 
はなく、悲しみとして
悲しみは悲しみとしてではなく、憎しみとして
憎しみは憎しみを含んだ、孤独として
紡いで、続いて、巡ってしまうのに

ねぇ、「誰か」

膝を抱え込まなくても眠れる世界に行けば
誰かアタシを愛してくれるのかな
それとも、このナンバーは、一生、消えないのかな

ねぇ、コトバを頂戴、アタシを救うだけの、コトバを。

アイルキスユー

たった一筋の光を掴み取りたくて
伸ばした手の指の隙間から零れ落ちたキラキラが
足下に沈んで崩れ落ちてゆく輝きに
また、けつまづいて、うずくまって
悲しい瞳で世界を閉ざしてるから
泣いてないで、なんて言わないで、くじ
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