僕/加藤泰清
 




他の人の作品を久し振りに読むと、
(「ああ、なぜこんなものがこれほどまでに高ポイントを勝ち取っているのだろうか」
と思うこともたまにあるりますが、)
「ああ、やはり、ああ、なんというか、ああ、すごいなあ」と、
自分の文章の稚拙さ、自分の頭の弱さ、青さ、そして情けなさを、
認めることを、しみじみと感じます。
恥ずかしくなります。
穴があったらいれたくなります。




まあそれでも、
”オレは少年だ! だからなにやっても仕方ないんだ・・・多めに見てくれ。”
と三回唱えると、不思議とどうでもよくなります。
世界中が僕を許してくれるような、そんな衝動に駆られ
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