コメディに関する考察/角田寿星
 
てるのかな、と少し素朴な疑問。

余談。小松さんは石森氏をほぼ唯一のコメディ漫画家と書いちゃっていたけど、多分意識的に日本最大のスラップスティック・コメディを失念していたと思う。

そう、『天才バカボン』。


(その5)

『天才バカボン』ではゲストバカなんてのがいて、まあなんともハチャメチャやらかしてた。
生きたまま手足をチョン切ったり、まともな人がタリラリラ〜ンになったり、二目と見られないほどのひどい顔になったりなんかは、日常茶飯事だ。

昔でも落語では「馬鹿の与太郎」なんてのがいまして、チャンチキチン、ステテンテン、の大活躍だ。

現代のコメディで、知的障害者、身体障害者、精神異常者の居場所はあるんだろうか。

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