孵り道/
a.u.i.
そう思った
しびれる寒さで涙は沁みこんで、手が透き通ってくように思えた
この透明な手で詩をかこう、今夜
クラクションが最後の警報みたいに鳴り響いて
願い星に願うと、願いは死んでしまうから
いつしか、
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