ひかり /a.u.i.
から
私はいいや
窓際から差し込んで、
脳裏をくすぐるそのひかりは
なににも緩和されることの無い
私の最後のひかりのように思えて、
泣きたいほどに両の手をさし伸ばして
鳥になれると思った
mother
私はまだそれでも弱いのだけれど
mother
こうして強くあろうと生きる私と
mother
そうしてもう少しで18になることを
mother
ねぇ、きっと誰よりもいちばんの嬉しさで
喜んでくれるでしょ?
mother
18本のろうそくを立てて
mother
プレゼンとは要らないから、
代わりに
こんなにも生きれるということを
ありがとうにたくさん感謝を込めるから
mother
うけとってはくれませんか
mother
今日の空はこんなにも卑屈そうだけど
mother
抜ける246の先にはきっと
ねぇ、
こんなに明日があかるい
戻る 編 削 Point(2)