*ひたひたと満ちてゆく*/
かおる
冷え性だからか
この頃、心も凍ってしまったかのようで
溶解温度は何度位だろう
変温動物に変身完了していたのかな
冬の厳しさと一緒に空虚に陥っている
花は咲くのだろうか
宇宙の底まで研ぎすます
☆の煌めきはナイフの切れ味
あんなにくっきりと
ピカピカ輝いていた星の詩が
一雨毎に遠くに段々離れていくようで
突然の春が来た
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