一人を愛する人/
麒麟
あぁ、一人を恐れてはいけない
群れの中では
草の声も
月の声も聞こえまい
あぁ、一人を愛してはいけない
風の歌も
小雨の歌も
苦しくさせる時がくるだろう
あぁ、一人を恐れてはいけない
守られて
生かされているならば
強くなれなどしないのだ
あぁ、一人を愛してはいけない
黒い詩も
暖かい詩も
僕を曖昧にさせるだけで
戻る
編
削
Point
(1)