夜の世界/
AKiHiCo
すぎて
いくら瞳に映しても何も見えません
この眼は見えないのです
いつから夜だけの世界に住んでいるのか
私自身でさえもう覚えていません
このコードを断ち切って
機械の電源を切れば
私は死んでしまうでしょうか
残酷な妄想も快楽へと
誘われる瞬間があるのです
誰か私をこの暗闇から抜け出す道を
靴を再び履いて歩き出す勇気を
いつか迎え来る朝に憧れる私の心を
嘲笑しないで導いて下さい
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