セックスボランティア(R18)/宮前のん
ので、状況としては患者の排泄行為を介助する医療従事者という図式なのだが、慣れないシチュエーションに心臓はバクバクであった。
すると、何かがおかしい。いつも見ている糖尿病のじーさん達のそれとは、何かが違う。つまり、ジッパーを割って出てきた彼のそれは、あきらかに勃起していたのである。
いや待て、と私は思った。かなり焦ってはいたが、少しでも冷静になろうと試みた。そうだ、確か膀胱が尿で満杯になった時に、その刺激で勃起するって、泌尿器科の教科書に書いてあった。うん、たぶんそうだ。この人は膀胱がパンパンなんだ。
それで、私は彼のにそっと手を添えて、固いそれをなんとか便器の方向に向け、努めて冷静な口
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