もしも、もしも/炭本 樹宏
 

 あの時

 手からはなした風船は

 今ごろどこをとんでるのだろう

 もしもと

 人生を振り返ると

 時に今の自分の居場所が

 奇跡の連続だということに気付く

 ここに僕はいるよ

 たとえ誰もしらなくても

 呼吸を止めずに

 夢と現実の間で
  
 揺れ動いている

 輝く季節は

 必ず来るんだ
 
 必ず来るんだ

 心の痛みも
 
 必ず癒えるんだ

 必ず癒えるんだ

 信じるんだ

 信じるんだ



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