太陽が好きなだけなんだ/炭本 樹宏
遠い時代に
ぬくもりの中に
いた頃
何もしらない
恐怖もしらない
絶望もしらない
泣きたくなったら
大声で泣けた
しがらみが
生活の中に染み込み
それでも
かすかな輝きが
この胸を照らすから
僕は生きることを
あきらめない
ジグゾーパズルを
解くように
発狂しそうになりながら解けない
現実
求めているのは
一つになること
一人じゃないんだと
感じる喜び
罪を犯すことなんて
望んじゃいない
僕の弱さから
時代の風の速さから
自分を守ることしか
できない人に助けを
もとめられないから
僕は一人で
茨の道を歩かなければ
ならない
いつまで続くのか
まぁ、それでもいい
覚悟は出来てる
強がりかもしれないが
絶対幸せの鐘を鳴らすよ
不愉快な思いをさせてごめん
太陽が好きなだけなんだ
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