疲れきった/炭本 樹宏
 
 鉛のように
 重たい体と頭を
 この身に纏って
 深夜に今日一日を振り返る
 
 ハリケーンのような
 世間の中で
 飛ばされそうになりながら
 心の信念の固まりは
 後悔の生き方を
 許さない

 疲れきった
 疲れきった

 疲れきり解決できない問題は
 眠ることでさえさまたげる

 ガラクタになりそうな精神
 涙もでない麻痺した心

 ろくな詩もかけないけど
 書かせて頂く

 疲れきった
 疲れきった

 これは僕の生きる道
 逃げるようなことはしない

 でも
 疲れきった
 疲れきった





戻る   Point(2)