曙の唄/チQ
 
の葉の舞い塵 
風が吹けば紙飛行機もぐちゃぐちゃだ
グララガン 右目裸眼 
だから世界の半分も君の左半身も利き腕からの放物線も
ぜんぶぜんぶ全部がモヤと残像圏の山彦
見てミロクるまってるだけじゃ駄目なんですから
サナギで居たいならいればいいさ俺は狭くて嫌いで

世界の真ん中で何を賭ける
絵を描ける筆圧で書ける時給を掛ける地球を駆ける
あの稜線の向こうにある人か狸か精霊たちの祭りにかこつけて
目が見えなくなるほど泪流して遊んで吐いて
靴を脱いだら一緒に脱げた
三足しかない無精の武将は馬上で討ち取られ露と落ち
夢のまた夢赤ら顔
温めるあのスリッパを
ぎいと言わせて踏みならせ
負けを観ながら踏みつぶせ

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