祈り/hao
 
好きで心して選んだはずのことでも
放り出すことにためらいも何もなくなってしまう時がくる


あれッ、無音だ、耳が聞こえない
涙が止まらない


だけど時間はどんどん過ぎてくし
僕らのタイムリミットは迫ってる
短いのか長いのかわからない
全てが気分によって変わるから
気分に支配されてしまう
心が弱い 分かってる
執着も捨てきれない自分に吐き気もするさ


それでも
どれくらい 前を見据えて 立っていられるか
膝が笑ってても
怖いんじゃなくて
武者震いだよって
強がってみせて


テレパシーを信じてみても
他の人のことは心も体も違うから
どんな風に 何を目指してるかも 想いも 願いも
心の中も 想像しかできないけど
少しずつ 分かりあっていこう
せっかく好きな人やものに出会えたのだから
いいことに目を向けて
明るく大切に生きましょう と

彼女は笑ったのでした

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