彼女という人は/Monk
 
週はずっとゆるやかな雨が続きました。


久しぶりに晴れの日曜日
彼女はおそろしく短いスカートをはいていて
「あたしはもう、食欲と性欲と睡眠欲のことしか書きたくないの」と言いました。
僕はびっくりしてしまい、また何も言えませんでした。
ともかく彼女は眉間にしわを寄せてまた小難しいことをしゃべりながら
元気よくその左手のフォークで野菜たちを虐殺しています。


彼女という人は
詩人とかそういう類の人みたいで
それはそれでいろいろあるんだろうな、と思うのです。


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