改定・トリアゾラム0.125mg錠/人間
毎に鋲打ちされ、
禁色の上で仁王立ちする白日の陰険さによって、
ひとつひとつにシリアルナンバーが刻印されていく。
私の感覚はいよいよ般化しつつある。
「甘いの呉れ」→「あまぁいのんくれぇ」→「A mine'on clay」
甘ったるい舌から滑った楽観のアクセントが、粘土になって喉の奥で膨張する。
軽蔑で煮詰められた私の血で、一切の幾何学を排除した呪詛を描く。
立ったままの卒塔婆に寄り掛かる常識が、項垂れて苦笑する。
||||| 明日には全て裏返る、なにもかも放っておいて私はハラワタを鳴らす。
戻る 編 削 Point(9)