改定・トリアゾラム0.125mg錠/人間
 

子音を取り戻した代償として羞恥を喪失する私。
鳩尾に鈍重な幻を食らいゴーストノートを開く。
 
 ||| 泥化した、自律神経に、言語の苗木を、植え続けている、最中。
 



 
【四】
 
 
各種感受器官が減衰しないように目を見張る。
まして空白を敷き詰めた実験室でもあるまいし、
慌しく準備された風景はハリボテの如く時代の上に白旗の群れがはためいている瞳孔を開く。
 
墓石状の資本論に雪崩れ込む群青色の妻帯者。
 
雑踏、字の如く、乱雑な舞踏、大雑把な型と申し訳程度な即興の鳴門渦潮。
 
配達ピザのパンクでサイケでカラフルなバイクは規則によって靖国
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