なずさふ、なつことのは/e R i
 

いつも二人で手を繋いでいた記憶は 極上の甘い幸せ
触れていたい 傍にいたい 君の隣にいたい
なんて儚さは いつも夢から覚めた現実にしかなくて
じっとりとしめった空気だけが 
いつも途切れてはまた繰り返す
極上のシンフォニーを望みながら
ゆるゆるゆと二人を狂わせてゆくように
たゆたっているから

水面をぴちゃりと蹴飛ばして
飛び散ることのはを スローモーションで感じていた
真夜中の匂いに包まれた
アタシの愛し方で どこまで 愛せるのだろう
もう一度水面を強く蹴る
飛び散ることのはに 色とりどりの記憶をしたたらせて
極彩色の世界を覗いていた
朝焼けの空気に つつまれていた
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