すなあらしのダンス/
石川和広
るくてらされて
したくさがかがやいていた
空き地とは
ないのであるばしょ
ここまでカラダを
はこんできた
すなあらしのような
カラダのすきまかぜをもてあましていた
いまはそんなことしない
おどりつづけている
すなあらしは
だんだん
きおくからうすれる
しかし
カラダのふかく
きざまれて
ここにいて
いなくて
いきている
すなあらしのおもいでと
おどっている
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