すなあらしのダンス/石川和広
 
るくてらされて
したくさがかがやいていた

空き地とは
ないのであるばしょ

ここまでカラダを
はこんできた

すなあらしのような
カラダのすきまかぜをもてあましていた

いまはそんなことしない
おどりつづけている
すなあらしは
だんだん
きおくからうすれる

しかし
カラダのふかく
きざまれて
ここにいて
いなくて

いきている
すなあらしのおもいでと
おどっている
戻る   Point(1)