靴の煙/チQ
あの人は居なくなり
新たに友達の演技する積極の言葉など忘れた
机はいつも散らかり
天牌の回転
常日頃あるべき指数と汚い毛帽子
7の勇者のつもり
いい年こいて
まだ少年の心
此処にありますと
よくぞ言えました君も
なかなかの阿呆
だねと自分に笑い
南口のドアが開き
夜の風はまだ涼しい
それなら
何処か呑みに行こうか
終電も気にせずに
明日の遁睡のイメージ今から下書きに入れときながら煽る和酒と洋酒の区別も人にまかせ靴は臭い
だから皿、入れて焚くより耳の狭い人差し指の切れ目が光る今日の終わり際
まだ間に合う角度の針
囲むピンクの枠の中で回り
布団被る
朝を待たずに
あの夢の続き
校舎がここに
ぶら下がり空の雲が湿らす縮れた波が踊り鏡から離れられず
エスカレーター昇り擦れ違いざま腕を掴み隣りの席に座るあの子がまた夢に現れたあとに
忘れる事が出来た体の軋み
まだ残る火曜の昼下がり
視線あちらのほうに飛ばし続ける光の話
戻る 編 削 Point(0)