揶揄1/ャュ
僕の世界は君さえ居れば、飽和するのかもしれないね。
君が少し微笑んで、僕の方を向いてくれるだけで、
何も広がらない、それで良いんだね。君だけが居る。
でも君の視線の先に存在するのは、本当に、僕?
60億から1引いたって、何も変わらないよね。
だから、僕の世界は僕一人で十分なんだよね。
君は僕の世界に存在しないって、知ってるんだ。
ねえ、誰か僕に楽しい話を聞かせてよ。
ねえ、誰か昨夜見た夢の話、僕に聞かせてよ。
ねえ、誰か僕を見つめて。見つめて。
いつから僕は一人になったの?
ねえ、誰か、僕と楽しい話をしてよ。
ねえ、僕を、一人にしないで。
君はどこに行ったの?
愛してる。
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