夏祭り/天使
言うから
恥ずかしいけれど 君の言うことは何でも聞いてしまう
空が赤く染まり そして暗闇に
遠くの方では 花火が光ってる
「足いたい?」
そう聞いても「大丈夫」と言う君
それでも痛そうだから石段に二人座った
花火を見て 嬉しそうな顔をする君を
思わずぎゅっと抱きしめて口付けをした
驚いた顔して 照れてる君
可愛いな・・・ホント可愛いよ
ますます好きになっていく・・・
帰り道君と二人手をつないでた
さっきまで痛そうにしてたから
君を僕の背中に乗せて ゆっくりと帰った
「またいつか来ようね」
そう君が言った時 僕も同じ気持ちで「そうだね」と言った
またいつか来れたらいいな
来年も行けたらいいな
またこうして君と近づけたらいいな
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