酔えた夜は/もこもこわたあめ
いつもは嫌いなウイスキー
飲み干そうとすればするほど
拒絶の閃光が肉体(からだ)を走りぬける
・・・・まったく使えないやつ・・・・
酔うことを欲する精神(こころ)とは別に
酔うことを拒絶する精神(こころ)
そんなココロに刃を向けて無理やりこじ開けた
咽喉(のど)にウイスキーを流し込み、
突き刺す
痛みにも似た閃光が360度全方位から肉体(からだ)を走りぬける
甦させられる記憶
迫りくる闇
追憶のかなたにココロは消えうせ
残ったのは浮遊感のあるココロだけ
20050723
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