燐光/
 

とめどなくなかから、そう、こんなふうに

星が消えて、灯りがうずくころ

風がなって、たましいのうまれるころ

そこにはやっぱり流れていて、
何処にいたって流れていて、
はねてうずいて、鳴くころには、
かなしいうたに変わる

そんなものがたりを
てのひらで
やわらかくきざんでく

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