言祝ぎのうた (大村浩一氏、鈴木素子氏の結婚に寄せて)/白糸雅樹
eets a woman.
A woman meets a man.
走る二人がいる
光溢れる海を、山を、眠らない街を、眠る家々の間を、走る二人がいる
やがて彼らは子を背負い、三人になり四人になりどこまでも駆けてゆくだろう
やがて子は巣立ち、また二人に戻っても走ることはやめない二人がいる
小さな言葉をあちこちに書きつけ、彼らは走りつづける
川の一滴となり、寓話のなかのものとなり、それでも
彼らは走りつづける
彼らは走りつづける
2005.05.26(大村浩一氏、鈴木素子氏の結婚に寄せて)
2005/08/19改稿
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