長い詩/
チャオ
我をした。
運転手の彼女は、津波から逃れてテレビ局のインタビューに答えた。
彼女と彼、二人が、互いに命の危機にあっていることはまだ知らない。
カラスはまた違う山へ。少年は両親に電話をかけた。
両親は、今日も百姓をする。
蛙は鳴く。カラスは飛ぶ。ムツゴロウは歩く。
人は生きる。二時間枠に決められたテレビを見ながらでも、明日になれば・・・
そうやって、生きる。あさっても、それは変わらない。
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