転寝とまとろんで/かぜきり
 
へっどふぉんの向こうで

  誰かがどれかを詠っているけど

       猫はそれを聞き分けることをせずに

    ただ意識の外を沿わせて和む


  いびきのように自然な感覚で

    扇風機が何かを奏でているけど

       伝わる刹那はちょっと美辞麗句だから

      前後不覚にして静に上昇

  ああ
      聞き入るなり 
   
   わ。  とも てせし くてくて くてく


  ら。     どっと くる

     るう るめい わし ひたすショック

        ゆら ぐ 
   そ しって   ゆ 
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